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簡単に取れる資格を取って介護の仕事を始めよう

簡単に取れる資格を取って介護の仕事を始めよう

超高齢化社会にまっしぐらな私たち

私たちは今、高齢化社会の真っ只中に生きています。1984年に女性の平均寿命が80歳を超え、2013年には男性も80歳を超えました。
2016年の平均寿命は女性が87.14歳、男性が80.98歳に対して、自立した生活ができる「健康寿命」は、女性が74.79歳、男性は72.14歳でした。

このことから人生の最後の数年から十数年は介護や医療の面で、何らかの支援が必要になることが分かります。

高齢者の中で、介護が必要な「要介護者」は介護保険の制度が始まった2000年の時点では218万人だったのが、2016年には622万人と、3倍近くに増加しています。2025年には、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、国民の4人に1人が75歳以上という超高齢化社会になります。2025年といえば、あとわずか4年です。もはや「老老介護」は当たり前の時代になっているのです。

年金も見直しが進んでいくでしょう。年金受給開始年齢の更なる後ろ倒しや、需給金額の減額もあり得ます。そうなれば年金だけで暮らしていくことはますます難しくなり、年金を貰える年齢になっても働き続けることが当たり前の世の中になっていくでしょう。その時には需要があって長く続けられる仕事を選ぶことが大切になります。

老後の達人
老後の達人

今後、医療や介護の業界はますます人手が不足すると考えられています。働く意欲があれば介護の仕事は引く手あまたです。年金を貰いながら働き続けるなら介護の仕事はうってつけと言えるでしょう。

主な介護の資格と仕事

介護のプロとして働く人が取得する主な資格が、「介護職員初任者研修」、「介護福祉士」、「介護支援専門員(ケアマネージャー)」の3つの資格です。
このうち、「介護職員初任者研修」は介護の仕事に携わる人が通る登竜門のような資格で、1~4か月程度の所定の研修を受講して修了試験に合格すれば取得できます。

介護施設で、介護福祉士の元で働く介護職員は資格がなくてもなれますが、この資格があれば就職が有利になります。また施設で働くのではなく訪問ヘルパーとして働くためにはこの資格が必要です。

介護職員として、または訪問ヘルパーとして3年以上の実務経験を積んだ人は「介護福祉士」の受験資格が得られます。所定の実務者研修を受講して国家試験に合格すれば介護福祉士として介護の現場で管理者クラスの仕事を行うことができます。

ケアマネージャー、通称「ケアマネ」になるには、介護福祉士などの資格を有した上で、5年以上の実務経験があることと、都道府県が行っている「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格することが必要です。ケアマネは介護の現場で働くというよりは、介護保険の利用者の自宅を訪問して介護に関する相談を受けたり、介護プラン(ケアプラン)を作成したりする仕事ですので、デスクワークに近い仕事と言えます。

老後の達人
老後の達人

この3つの資格は介護のプロのキャリアパスとして実務経験を積みながら目指す人が多い資格です。キャリアアップと共に昇給も期待できます。本格的に介護の仕事に取り組みたい人はこのキャリアを目指すのが良さそうです。

短時間で簡単に取れる介護の資格

先に紹介した介護の資格は、介護の業界で長く働き、キャリアを積んだ人がステップアップする一つの方法です。介護の仕事をしてみたいけれど、もっと気軽に取り組める仕事や簡単に取れる資格を知りたい人に、短期間で簡単に取れる資格と仕事を紹介します。

介護予防指導士

介護予防とは自立した生活を続けて、できるだけ介護を必要としないで暮らすための取り組みのことを言います。
要介護者が増え続ける今日、介護を必要としないで暮らすことは個人にとっても重要なことであり、また社会の要請でもあります。現在は介護施設などでの取り組みが主ですが、今後は集会所やサークルなどの集まりでも介護予防の取り組みが盛んになると考えられ、介護予防のニーズは高まっています。

介護予防では心身を健康に保つための体操やレクリエーション、リハビリ、食生活の見直しによる栄養面での改善などを行います。目的は運動機能の低下を防いで生活の質を維持、または向上させることです。

老後の達人
老後の達人

高齢者がいつまでも高い生活の質を維持しながら暮らせるための効果的なプログラムを計画し、指導するのが「介護予防指導士」です。介護予防指導士になるには通信教育と通学の併用で講義と演習を受講することで、最短3日で資格が取得できます。

福祉用具専門相談員

福祉用具専門相談員介護保険を使えば要介護者が自立した生活を送るための器具や用具を購入したり借りたりすることが可能です。例えば入浴の際に足が滑らないようにする入浴マットや歩行を助ける歩行器、手すりのレンタルなどがあります。これらの器具や用具を福祉用具といい、販売店などで顧客の要望を聞いて最適な用具をお勧めする専門の人員を「福祉用具専門相談員」と言います。

相談員の資格を得るには通学講座で5~7日の所定の課程を受講し、指定講座の終了時に終了評価を受けることにより、資格を得ることができます。指定講座をきちんと受けておけばほぼ100%の合格率です。

福祉用具の販売や貸与はケアマネが作成する「ケアプラン」に従って行われ、利用者や家族が使いやすい用具を選んでアドバイスをします。利用者が使用を始めたら定期的に点検や調整を行います。この資格があれば福祉用具の販売会社で仕事を行うことが可能です。利用者が購入した用具を自宅まで届けることもあるので、運転免許を持っている方がいいでしょう。
>>福祉用具専門相談員

レクリエーション介護士

レクリエーション介護士レクリエーション介護士とは高齢者のためのレクリエーションを企画、実行する人のことを言います。高齢者とのコミュニケーションを取るのが上手な方、楽しいことを考えて実現するのが好きな方、趣味や特技を持っている方などが向いています。

レクリエーション介護士には1級と2級があり、日本アクティブコミュニティー協会の認定講座を受講し、添削課題と試験に合格すれば資格を取得することができます。1級は2級で学んだ知識や実際にレクリエーションを行った経験がある人が対象となっていますので、まずは2級を取得しましょう。
>>レクリエーション介護士

福祉住環境コーディネーター

住環境コーディネーター資格取得福祉住環境コーディネーターの仕事は高齢者や障がい者が快適に暮らせるための住まいづくりをアドバイスすることです。ケアマネや建築士などと連携しながら適切な住環境を作るための改築提案を行います。資格は3級から1級まであり、2級以上を取得すると介護保険の住宅改修に関わる書類を作成することができます。

福祉住環境コーディネーターの資格は東京商工会議所検定センターが実施する試験に合格することで取得できます。受験要件は特になく、誰でも受験可能ですが、1級は取得者に限られます。試験はボリュウームのある公式テキストの中から出題されます。効率的に受験したい人はスクールを活用するのも良いでしょう。

試験は3級と2級が年に2回、1級が1回です。合格率は2019年度で3級が58%、2級が37.7%、1級が13.8%でした。
>>福祉住環境コーディネーター

介護事務

介護に直接かかわる仕事ではありませんが、介護の仕事を下から支える裏方の重要な仕事が介護事務です。デイサービスセンターや老人ホームなどの介護サービス事業所で受付や保険請求の事務業務、介護サービスに関する手続きなどを行います。

介護事務の仕事はデスクワークが多く、長く続けられる職種です。また請求業務にはパソコンが必須ですので、会社などで総務や経理などの事務系の業務についていた人はパソコンスキルを活かして仕事ができます。

介護事務に就くには資格は必要ありませんが、民間の資格が5つ程度あり、どの資格も取得しておくと就職に有利になります。資格試験では学科試験の他に介護給付費の明細書を作成するような実技もあり、資格を持っていれば即戦力になるということを証明できます。

介護事務のスクールでは資格取得に必要な知識を最短3日程度の短時間で学ぶことができます。スクールによってはその後の就職アドバイスをしてくれるところもあるので、スクールを活用して効率よく学んで資格を取り、就職に結びつけるのが早道です。

老後の達人
老後の達人

自分の得意分野を生かした介護の仕事を選べば、すんなり仕事が始められます。短時間で取れる資格を取って、それを足掛かりに介護の仕事を始めませんか。詳しく知りたい人は次のサイトから資料を取り寄せてみて下さい。
>>介護事務講座

まとめ

団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年には4人に1人が後期高齢者になり、本格的な超高齢化社会を迎えます。介護を必要とする人は今後ますます増えていくでしょう。

また、超高齢化に伴って、すでに厚生年金は段階的に支給開始年齢が後ろ倒しになっています。2年後には国民年金と同じ65歳からの支給になり、今後もますます年金制度は見直しが進んでいくでしょう。

年金があれば老後は安泰という時代はとっくに過ぎ去りました。年金をもらっていても働く必要が増してきています。年金をもらいながら無理なく長く働ける仕事として介護の分野は有望です。

介護の仕事をしてみたいと思ったら介護の入門講座である「介護職員初任者研修」や短時間で資格が取れる講座を受講してみましょう。資格を取って介護の仕事を始めれば、きっと新たな可能性が開けてくることでしょう。介護業界は人手不足が深刻です。その気になれば働ける職場はいくらでもあります。介護を必要とする人の役に立ち、定年のない仕事で年金だけに頼らない生き方をしてみませんか。