老後とはいったい何時からなのか?
老後について語るときに人それぞれでとらえ方の違いがあるのが『老後』です。若い人や働き盛りの人には全く無用の概念かもしれませんが、定年が近づいてくると現実味を帯びてくるもの・・・それは老後です。
では、老後とは一体何者で、いつからやって来るのでしょうか?
一般的には年金がもらえるようになる頃と考えている人が多いようで、60歳から70歳くらい、つまり老後は60代からスタートすると考えるようです。厚労省の調査では、老後の始まる時期を「70歳から」が32.8% 「65歳から」が28.5%となっています。
また、経済的な側面から見ると、公的年金や退職金以外に準備した資金を生活費として使い始める年齢を老後生活の開始時期とする考え方もあり、この場合65歳から使い始める割合が39.7%と最多となっています。つまり、老後は65歳からやって来ると考えるのが一般的ということになりそうです。
とはいっても、これまでのライフスタイルや働き方、家族の状況、貯蓄、受け取れる年金の額などによって、それぞれの人にはその人の老後があると思います。一般的な尺度を参考するにしても、最終的には自分の老後は自分でいつから始まるのかをしっかり考えて、楽しい老後の備えをしておくことが大切だと確信しています。
老後を楽しく過ごすために・・・
老後を楽しく過ごすためには、定年前から始めたいことがあります。
人の生活はいきなり新しいスタイルに変化させることは難しく、どうしてもそれまでのスタイルに引きずられるものです。また、何かを始めるにも若い時とは違って、体力的にも、忍耐力的にも、新しいことにチャレンジするハードルは高くなります。
そこで老後を楽しいものにするためには、それなりの準備期間を設けて、定年の5年前、10年前から徐々に考えて計画を立ておくことが重要になります。
五計
明治時代の書物『芳譚』には、10歳から60歳までの人の人生においてなすべきことに五計があると書かれています。それは、生計、身計、家計、老計、死計の5つの計画のことです。安岡正篤によると、この五計は、いかに生きるべきか(生計)、いかに社会に対処していくべきか(身計)、いかに家庭を営んでいくべきか(身計)、いかに歳を取るべきか(老計)、いかに死すべきか(死計)と考えると今の我々に分りやすいということです。そして、私は、50を過ぎたら老計と死計を考える時期に来ているのだと思っています。
たっぷりある時間を使って旅を楽しもう
老後になると増える自分の時間。ボーっとしているとあっという間に過ぎてしまう大切な時間を、有意義に過ごすことは老後を楽しくするための秘訣です。そのための一つの提案として、これまで行くことができなかった場所への旅をおすすめします。
シニアの一人旅なら自由に、気の向くままに旅することができます。スマホがあれば、電車やバスの時刻も料金もすぐに分るし、スマホがあれば道に迷うこともない。きっちりとした計画を立てなくても、思いついて出かけることができるのがシニア一人旅の醍醐味です!!
一人旅を満喫できる絶景灯台への旅
一人旅の目的は様々、有名観光地や温泉、寺社仏閣や世界遺産など人によって興味の対象は異なります。ちょっと変わった旅がしてみたいシニアにおすすめなのが灯台巡りの一人旅です。家から近い灯台を探して、絶景を楽しめる灯台に旅すれば老後の楽しみが一つ増えます。
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老後を楽しく過ごすために考えたこと
老後を楽しく過ごすために、私が定年前に準備したこと、老後になったら始めてみたことなど、またシニアーとか高齢者とか呼ばれるようになって至福の日々を過ごすために、考えてみたことなどを紹介します。楽しい老後生活の参考にして、あなたも老後の達人を目指しましょう。