定年が近づくと、定年後の生活・・・シニアライフをどのように過ごせばいいのかと考える人は大勢います。定年が60歳から65歳、さらに将来的には70歳までになると言われる今日この頃ですが、では一体どんな仕事に就くのが、またはどんな仕事をすれば良いのでしょうか。
60歳の定年を前にした5年前から計画して、実際にやってみて今に至る私の選んだ『定年後の仕事』について紹介します。
定年前に考えたこと
定年10年くらい前は、定年後や老後のことなど全く考えませんでしたが、あと5年くらいになったときに、急に将来のことが不安・・・というか、どうすべきかと思うようになりました。
その頃になると年金定期便なる封書が届き、あなたの年金はいつからいくら支給される予定ですと通知され、定年後のことが急に具体的になってくるのです。また、職場でも同期などの間で、将来どうするのかといった話題が自然と増えてきたからとも言えます。
いずれにせよ、定年後に何かやりたいことがあるなら、またやりたいことがないとしても、シニアライフを満喫したいなら5年くらい前からいろいろ準備しておくのが良いと思ったのです。
シニアライフに期待すること
現役の仕事は人それぞれいろいろなことがあったと思います。一つの仕事を全うする人、仕事を転々と変えた人、嫌々仕事に通った人、自分の好きなことができてまだまだ続けたい人・・・いろいろだと思います。
私は、とりあえず三十数年同じ仕事に従事したのですが、嫌ではなかったけど、あまりやりがいを感じる仕事ではなかったというのが本音です。仕事は生活の糧を得るための場として、淡々と必要最低限度のことを前向きにこなしました。
そして、定年を前にして思ったのは、定年後に仕事をするならやりがいのある仕事に就きたいと思いました。
やりがいのある仕事とは一体何か
やりがいとは、辞書を引いてみると『物事に対する充足感、手応え、張り合い』を意味するとのことですが、つまるところ自分がどう感じるかということになると思います。
従って、周囲の人に評価されることを重視する人、お金をたくさん稼げることを重視する人、人から感謝されることを重視する人など、それぞれの人の価値観によって変わってきます。
私の場合は、自分でやりたいと思ったことができることが大切と感じたので、自分のやってみたいことがやりがいのある仕事でした。具体的には自分の考えに基づいて店を展開したり、商品を販売したりしたいというのが、現役時代とは真逆の仕事でしたが、やりたいことでした。
シニアにできることできないこと
定年後のためにあれこれ考えることはすぐにできるのですが、実際にそれを行動に移すとなると、若いころのように行動力が伴わない人が多いようです。
自分的には行動力がない方ではないと思っていましたが、店舗出店のための借金を定年後に背負うことには一歩が踏み出せず、何かを一から習ってスタートするというのもちょっと違うと感じていました。そこで、何ができて何ができないのかの判断基準について考えてみました。
定年後のシニアでもできること
まず定年後のシニアにもできることの代表的なものは、これまでのキャリアを生かした仕事に就くことです。ただし、この場合これまでの仕事の延長となるので、業務は進めやすいかもしれませんが、後輩に使われることからストレスを感じる人も少なくないと思います。さらに、せっかく辿り着いた定年を延長する感覚になってしまいます。
では、違った畑で働くとした場合、どんな仕事があるのかというと、誰でもできる作業的な仕事や職種が挙げられます。例えば運転免許があればできるドライバーの仕事、パソコンを使った文書作成やデータ処理の仕事、清掃などの身体を使った仕事など、シルバー人材センターなどには無資格、未経験でもできる仕事は結構あります。
定年後のシニアにはできないこと
逆に定年後のシニアには無理と思われることの代表的なものには、借金しなければできない仕事があるでしょう。老後の資金を費やす覚悟があれば問題はありませんが、そうでない場合は銀行などから資金を借りる必要があります。ただし、定職についていないシニアに貸してくれるところは消費者金融以外ないのではないでしょうか。
また、資格がないとできない仕事についても、かなりハードルは高いと思います。数か月の勉強で取得できる資格なら問題ありませんが、資格取得に数年を要する国家資格などは、強い意志がないと定年後に始められるものではないでしょう。
定年後の仕事の候補になったもの
いろいろと考えた挙句、定年後にやってみたいと考えた仕事が次の4つです。
どれも、これまでの仕事とは無関係なもので、キャリアを生かすものではありませんが、現在のありのままの自分でも始められる仕事の中から、これまではできずに定年後だからこそチャレンジしてみたいと考えたものです。
送迎バスのドライバー
いわゆる幼稚園バスや介護送迎車のドライバーです。
普通運転免許があれば誰でもできる仕事で、特に経験がなくても大歓迎という求人が多いのも選択肢に含めた理由です。特に幼稚園バスの場合、幼い子供たちに囲まれて仕事できることが、子供好きの私には至福の時間に思えているのです。
また、高齢化社会に向け介護施設が増える中、利用者を介護施設まで送迎するバスを近所でも多数見かけることから、介護送迎者のドライバーの需要も少なくないことを知りました。
働きたい地域(エリア・路線駅)を指定し、職種として「ドライバー」を選んで、キーワードに「幼稚園」、「介護」などと入力して探すと、ラコットならすぐに目当ての求人情報が見つかります。
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趣味を生かした創作活動
自分の趣味を仕事に活かせないかと考えたのが、創作した作品を販売する創作活動です。今、巷では自作したスマホケースやアクセサリーなどをネットを通じて手軽に販売できる方法が確立されているため、自分と同じ趣味を持つ人々へ創造した作品を販売できれば、楽しくなるのではと考えました。
自分の趣味はマジックで、これまでは鑑賞するのが主体でしたが、これまで楽しんだたくさんのマジックと経験を基に、自分で新しいマジックを創作し、ネットを通じて販売できたら面白いと思ったのです。
ネットビジネス|アフィリエイト
自分でリアルな店舗を構えることは、資金面を含め高いハードルを越える必要があることから、インターネット上に仮想の店舗を構えるネットビジネスに興味がわきました。そんなネットビジネスのあれこれについて調べているときに知ったのがアフィリエイトというビジネスでした。
アフィリエイトは、自分のサイトやブログに広告を掲載し、その広告が成約に結びついた時に報酬をいただけるというインターネットならではのビジネスモデルです。アフィリエイト(affiliate)とは、英語で加入すること、提携することという意味で、自分で好きな広告を選んで、自分の作成したサイトやブログ(ネット上の仮想店舗とも言える)上に広告を掲載します。
アフィリエイト初心者にも優しく、丁寧にアフィリエイトビジネスについて解説してあり、さまざまなハウツー本が出ている中で、一番実践的なのでおすすめです!!
アフィリエイトビジネスの仕組み、取り組み方、始め方から重要なポイントのキーワード選びや記事の書き方など、これ一冊で老後に最適なアフィリエイトビジネスをスタートできます。
ネットビジネス|クラウドソーシング
リスクなく誰でも始めることができるネットビジネスがクラウドソーシングです。
クラウドソーシングとは、企業や個人事業主などが、インターネット上で不特定多数に業務を発注するワークスタイルのビジネスで、その業務内容にはさまざまなタイプのものがあります。ホームページ作成、イラストやロゴの創作、翻訳、データ入力、記事作歳、アンケート回答など、専門的な知識やスキルを必要とするものから、誰でもできるもの、素人だからできるものなど、実にさまざまな仕事がそこにあります。
クラウドソーシングで仕事を始めるにはメルアド、パソコン、ネット環境があれば良く、まずは仕事の検索や受注をするために会員登録を行います。
おすすめのサイトは、日本で最大級と言われるクラウドソーシングサービスの『クラウドワークス』です。無料の会員登録は数分あれば完了し、シニアでもすぐに仕事を探したり、仕事を受けたりすることができます。
クラウドワークスでは、自分でできそうな仕事にエントリーして、仕事を受けることが決まれば、オーダーに従って作業して、成果物等を納品して報酬を得るというのが一般的な仕事の流れです。自分で好きな仕事を選んで進めていくため、ノルマもなく嫌な仕事をする必要もありません。しかし、会員登録しただけでは報酬は得られないため、自分自身で計画的に作業する必要はあります。
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クラウドワークス
定年後の副業として、早い段階でクラウドワークスに登録しました。最初は何ができるのか、報酬を得られるのか不安でしたが、報酬は低くても誰でもできるアンケート回答や日記風記事の作成などをやってみたところ、作業して報酬を得られたので驚きました。今ではwebライティングと呼ばれるブログやホームページ用の記事を書いたりしています。
定年後に選んだ私の仕事
3つの選択肢の中から、リスクなく、すぐにでも着手できて、自分の思うようにできる仕事を考えた時に、たどり着いたのがネットビジネス(アフィリエイト)でした。
アフィリエイトでは、選択できる広告はネットで販売されているもののはほとんどが対象となるので、自分の好きな物を選んで、自分で考え構築したサイト(店舗)などで仕事をすることができます。そして、サイト・ブログの構築は、マイペースで行うことができるため、まさに定年後にやってみたかったことの多くをアフィリエイトで実現できると感じました。